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チヴェテン・シミンティの公立小学校(ニジェール)


チヴェテン・シミンティの公立小学校、テンヤ行政区、タヌー県、ザンデール州、ニジェール共和国


チヴェテン・シミンティはテンヤ行政区に属しており、畜産家たちの居留地十カ所を包括した地域です。この地域の住民はおよそ850人程度で、約200人が学校に通う年齢の子供たちとのことです。テンヤ行政区内では75の部族が130の居留地に暮らしており、畜産のみで生計を立てています。テンヤの人口は35,200人と推定されています。チヴェテン・シミンティはテンヤの町から70km、県都タヌーから150km、ナイジェリアの国境からは500km離れています。

およそ30年前、ニジェール共和国の政府は畜産家たちの子供を強制的に学校に入れはじめました。居留地の近くには学校がなかったため、子供たちは親から引き離され、町に連れてこられました。この子供の多数が現在では良い仕事についています。かれらの成功に畜産家たちは、子供たちを学校に通わせたいと願うようになります。親たちは自ら子供を町へと送り出してみましたが、十分に監督されなかったため子供たちは様々に悪影響を受け、道を踏み外す子供が多かったようです。失望して親たちは子供たちを連れ戻しますが、後悔しても後の祭りでした。この経験から、親たちは居住地の近辺に学校が必要だと確信しました。そうすれば、学校に通わせながらも家族の目が届き、親の手伝いをさせることもできます。

ニジェール共和国の政府は人々の要求を真摯に受け止め、学校は早急に承認され2014年に登録されました。また、政府はすぐに2人の教師を派遣しました。一人はフランス語で授業を行い、もう一人はアラビア語で授業を行います。2017年にはもう一人の教師がチヴェテン・シミンティに派遣されてくる予定です。

居留地の中心に学校を設けることは、ニジェール共和国政府と畜産家たちのあいだでくすぶり続ける紛争を緩和する意図もあります。この例が時間とともに紛争の解決に貢献することが望まれています。

住民たちは木材と敷物を使った簡易シェルターを作り、教師のために簡素な椅子2脚と机を1台用意しました。児童はプラスチック製のマットに座ります。また、親たちは教師用に現地の建材で家を建て、タヌーの学校教育当局と行き来ができるようオートバイを1台提供しました。

2016/17年度には46人の児童(内25人が女子)がこの学校に通学しました。簡易シェルターでは子供たちを暑さや雨、寒さからも守れないため、親たちは子供たちの安全を危惧しています。

3教室と校長室を擁する、堅固な建材による校舎の建設が、住民たちの強い願いです。
 

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1. 仕事の報告
(2017年2月20日)


テンヤ行政区、タヌー県、ザンデール州、ニジェール共和国
チヴェテン・シミンティの公立小学校
3教室と事務所を擁する1棟の建物の建築

アルハサン・ユンファ氏の報告および、チヴェテン建設現場の写真数枚。
 

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セメント、鉄材、木材などの建設資材を15トン・トラックでチヴェテンへ搬送しました。

タヌーと建設現場のあいだの移動が楽になるよう、私 (アルハサン・ユンファ氏)はトヨタ・ハイラックス4X4を建設チームに提供しました。この車は砂漠地帯の条件によく適合しています。
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トラックの運転手は疲労困憊です。彼は、私たちの物資をザンデールで引き受けました。星空の下、私たちは一晩の休憩をとる必要がありました。

翌朝、暖を取るために数人が焚火をおこしました。

コトヌーから、とても遠く離れたところまで来ました。
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左奥は、チヴェテンの人たちが建設チームのために用意した現地での住居、『緑の邸宅』です!
この時季、ここは非常に寒いものの、テントの中にいれば幾分ましです。これが遊牧民の生活なのです。
建築資材はテントを囲むように積み置かれました。
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ブロックを作成します。建設開始から2日目です。

チヴェテンの住民が建設現場に水を補給してくれます。
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鉄筋を加工しているところです。強風と寒さのため、鉄曲げ工たちは頭を覆っています。次第に彼らも、ここの気候に慣れていくでしょう。
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テントの周囲に積み置かれた建材です。

チヴェテンの人たちは基礎穴を熱心に掘っています。
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水は深さ65メートルの井戸からくみ上げます。

この井戸の水は豊富にあります。ラクダたちはまだ北部を移動中で、これこそが、年の初めに建設を開始したことの利点です。ラクダたちがいないので、水を飲ませる必要もありません。
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汲んだ水は容器に入れられ、その容器はロバの引く荷車に積まれて、建設現場へと運ばれます。
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テントの学校の前に並んだ児童たちは、『エコル・ド・ソリダリテ』のTシャツと通学袋を貰いました。

中央と右端に立っているのが学校の二人の教師です。
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学校の少女たち

 
 

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学校の少年たち

 
 

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基礎壁は多くの地点で下部アンカーボルトの位置まで到達しています。建設開始から10 日目です。
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基礎穴は非常に深く掘ってありますが、基礎地盤が砂地のため、これが適切です。

 
 

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作業開始から10日目。

非常によい眺めです。

建築チームも現地住民も、全員が一生懸命に作業しています。

住民は、彼らの夢が実現していく様子を目にしています。
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砂漠の真ん中に一棟の学校が出来上がっていきます。

世界から忘れられた土地で、このようなアクションを可能にしたのは、大きな連帯への意欲的な協力姿勢にほかなりません。

素晴らしいの一言!!!!!


他者を助ける人々に、神のお助けを!!!