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ベナンについて

Landkarte Benin neu

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ベナン共和国は細長い国で南北に約700kmにわたり伸びています。隣国は東から西にナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、トーゴです。憲法上の首都はポルト・ノボですが、政府は港湾・空港を有するコトヌーにあります。その他の主な都市にはアボメ、カンディ、ナティティング、パラクがあります。人口は840万人(2005年推定)、面積は11万2622平方キロメートルです。

この国は1960年8月1日にフランスより独立しました。その後軍事政権の下、権力者が次々と交代し、1972年にはマチュー・ケレク大統領が就任し、社会主義体制を導入しました。その政権下の1975年植民地時代のダホメという国名をベナンに変更しました。1991年2月最初の自由選挙でニセフォール・ソグロが大統領に選出されました。彼の指導の下ベナンはゆっくりではあるが常に経済成長を続ける数少ない安定した国に発展しました。しかし1996年と2001年の選挙でソグロは再びマチュー・ケレクに敗れました。2006年に新しい選挙が行われ、ボニ・ヤイ博士(Dr. Boni Yayi)が大統領に選ばれました。それ以降ベナンは新興の意気に満ちています。十年後の2016年には、パトリス・タロンが大統領に選出されました。

国民は社会文化的に異なる約20のグループに分けられます。公用語はフランス語ですが、最も広く通用しているアフリカ語はフォン語です。宗教は伝統宗教が住民の68%と大部分を占め、それにキリスト教徒が17%(カトリックが大半)、イスラム教徒が15%と続きます。

この国には天然資源が殆どありません。経済は完全に農業(トウモロコシ、キャッサバ、豆、ヤムイモ、カラス麦、パームオイル、落花生、綿花、カポック、煙草、カシューナッツ)と専ら地産原料を加工する手工業に依存しています。このため経済成長はゆっくりとしていますが、非常に規律正しく勤勉な国民はベナンを投資家にとって信頼できるパートナーにしています。

ベナンの暑い熱帯気候には海からの湿った風とサハラからの大陸の乾燥した風(ハルマッタンと呼ばれる何週間も吹く風で干ばつの主因)の二つの特徴があります。この二つの要因で乾季と雨季が交代します。南部では2回の乾季(11月~3月、7月半ば~9月半ば)と2回の雨季(4月~7月半ば、9月半ば~10月)が、北部では夫々1回の乾季(11月~5月)と雨季(6月~9月)があります。

ベナンは偉大な何百年にわたる古い文化を有しています。

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