ページを印刷する

スポンサープログラム

 一国の発展と繁栄はその国民の教育水準に依存します。そのため、私たちは意識的に都会ではなく、地方に学校を建築しています。

 沢山の子どもたちの教育を促進するための学校建設を進めながら、私たちは二つめの柱として、個々の子どもたちや若い人たちを対象とした支援も行っています。この支援活動は一般的な里親制度とは根本的に異なっており、里親の負担を最少にするため、子どもには最低限を提供するものではありません。これらの制度は、発展途上国では沢山のことを少額で購えるという印象を与えますが、この印象は現実の一面を切り取ったにすぎません。
 ドイツでは公立教育機関の水準は非常に高く、教育にお金はかからないようになっていますが、アメリカや日本で高度な教育を受けようとしたら、それなりの投資が必要です。ベナンも同様で、非常に高い水準の教育を受けたければ、私立の教育機関を頼ることになるため、大変なお金がかかります。

 私たちは主に貧困層出身の、優秀な子供たちを支援することに注力しています。富裕層の子どもたちは卒業後にベナンを離れるか、最初から外国で教育を受けるべく親元を離れます。この子どもたちはベナンに戻らないことが多く、その意味では失われた人材です。私たちの目標は、ベナンの未来を担い、自国の発展に寄与してくれる人材を育てることです。
 現在、ベナンには非常によい私立学校が複数あります。ベナンにおける私たちのパートナーNPO 「エコル・ド・ソリダリテ (連帯の学校)」は、この国のトップ校の一つである、ジャン・ミシェル・ル・フォソン (Jean Michel le Faucon) とパートナーシップを結びました。支援を受けている子どもたちはこの学校へ自宅から通学し、家族がいない場合には、同校の学生寮に入っています。

 今、この奨学金制度では合計18人の青少年が援助を受けています。
ある青年は今年修士課程を修了します。
ある女性は修士課程の1年目です。
もう一人の青年は今年学士課程を開始します。
もう一人の女性と二人の青年は大学2年目です。
もう一人の女性と二人の青年は大学1年目です。
ある青年は大学入学試験資格取得後、パン屋の修行を始め、ある女性は昨年中等学校を卒業し、パティシエの修行を始めます。
二人の女生徒は今年大学入学資格の受験をします。
ある女生徒と男生徒は中等学校卒業試験の直前です。
最も若い奨学生はまだ小学校に通っています。

 私たちが支援した6人の若者たちはすでに学士免状を持っています。彼らは奨学生制度から公的に終わりを告げました。

スポンサープログラムへのご参加の方法について

 ご送金の際、適用欄に「スポンサープログラム」と明記いただくと、その寄付金は支援プログラムの共通資金となります。子どもによって必要な支援額は異なりますし、特に秀才支援に必要となる支援額は高く、一人の支援者には荷が重いものです。共通資金のシステムにより、小さな寄付金でも意義あるものとなり、御支援の方も御自身で金額や期間を決めて参加することができます。

 もし、もっと直接的な支援を望まれるのであれば、ご一報いただければと思います。特定の子どもの里親としての直接支援の場合、手紙やEメールでやり取りすることが可能です。子どもに電話をかけたり、訪問することも出来ます。

 支援している子供たちの保護のため、写真をインターネットに公開できませんことを、ご理解願います。

スポンサープログラムでは、いくつかの職業訓練がすでに成功裏に終了しています:

美容師  2人
洋裁師  1人
家具職人 1人
ガラス工 1人
運転手  2人

* * *