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支援者への感謝

西アフリカ教育普及協会よりの感謝の言葉

ベートブルク 2016年11月
西アフリカ教育普及協会のために援助を下さいました
多くの方々、友人の皆さま

2016年も終わりに近づき、皆さま方にベナンでの仕事や学校建設プロジェクトについて報告したいと思います。私は3月に西アフリカ教育普及協会の代表グループとともに、ベナンを訪れました。そこで私たちは3校もの新築校舎の開校式をおこない、それらを子供たちと先生の皆さまに譲渡しました。10月にはローゼンハイムの心温かな二人の会員が現地へ行き、チュク・ペヴィ地区に学校をゆだねてまいりました。今年着工した5校のうち最後の校舎は12月に完成の予定です。

新校舎の開校式と譲渡はつねに特別で大事なことがらです。たくさんの子供たちが、学校長、地方や、建設省や、村人の代表とともに、友好的でおごそかな式を行いました。たくさんの挨拶が続き、少女たちは踊ってみせてくれます。それを音楽グループが伴奏します。在席の皆さんとの相談や会話の際、當田さんは隣で通訳を務めてくれました。『Ecole de la Solidarité』という言葉が皆さんの話にいつも出てきます。新しい学校についての子供たちの喜びはいつも私たちの心を強く揺さぶり、感動させます。村の人たちも、彼ら自身が達成した仕事について満足し、うれしくてたまりません。

私たちも、ドイツ連邦経済協力開発省 (BMZ) 代表のPröll氏も、校舎の建築とその質について非常に深い感銘を受けました。

12月に完工する学校をもって、これまでに児童10000人分の学校教育の場を完成してきたことになります!

ベナンに滞在中、私たちは現地パートナー会・連帯の学校とたくさんの会話と議論を重ね、現地での学校建設にかかわる作業条件と憂慮についての理解がより深まりました。當田さんとパートナー会にとって、私たちが実際にドイツからベナンへ旅行して学校建設プロジェクトを見学することは非常に重要です。また、この機会を利用して私たちは以前建てられた学校を訪問し、その現在の状態を確認しました。学校の建築状態はよいものでした。教室は丁寧に手入れされ、整頓されています。とても活発な学校生活が送られています。

こうしたことは私たちにとって大きな喜びであり、この仕事を続ける勇気を与えてくれます。

今年の半ばに一通の手紙が届きました、それは助けを呼ぶ声で、ニジェールに学校を建ててほしいという願いでありました。ニジェールのTchiweten Ciminti地区に遊牧民が教育センターを建てるべきと考えたのです。より大きな地域には学校があります。けれども遊牧民トゥアレグの地域では、子供たちをなるべく親の近くにとどめるために、簡単なテントが学校として使われているだけなのです。

連帯の学校から一人の代表がすでに現地へ旅行し、建築用の資材調達の可能性について調べてきました。現地の自治体の人たちが協力を惜しまずあらゆる面でサポートをしてくれた結果、このプロジェクトは2017年に実現できる予定です。この学校はこの地方にとって、持続可能な発展の始まりを意味します。私たちの仕事とプロジェクトが持続と発展に寄与するものであると理解されることから、この課題はまさに平和のためのプロジェクトなのです!

アフリカ旅行の印象、ベナンの穏やかで友好的な人たちの思い出や経験がまだ非常に深く心に残るまま、わたしはこの手紙で、あらゆる貢献者の皆さまに心より感謝申し上げます。将来にわたる発展のためにもっとも重要である『教育』をこの地に贈れるように、これからもご支援をよろしくお願いいたします。

皆さまが楽しいクリスマスを過ごされ、良い新年を迎えられますよう、お祈りいたします。

心をこめて
ヴォルフガング・リーヴェ(Wolfgang Rieve)
西アフリカ教育普及協会 会長
 

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